例えば、監獄へ入れられたら、人にとって何が一番つらいのか?
それは、人生が「閉じられている」ように感じられるからではないだろうか。
以前、時間としては未来へ向かって、空間としては空へ向かって、ぼくらの人生は「開いている」と書いた。
http://d.hatena.ne.jp/yogosiurubi/20110720
自分の人生はどちらかへ向けて開いていて、その方向へ動いている、という感覚を得ることは、万人にとって心地よいのではないか。
もうひとつ、大切な感覚として、「守られている」感覚を持つことがあるだろう。
それは、開いていることとは逆向きの条件だが、「守られつつ、開いている」という環境が人の心持ちを安定させるのかもしれない。
武道をやっているとき、「攻撃は最大の防御」とよく言われた。
これがひとつの答えなのかもしれない。
どのように生きるか、は様々だが、魅力的に見える人は、「開いている」環境に生きている。
ぼくらは「開いている」空間をつくっていく。