GF青山オフィスの近くにはギャラリーが多い。歩いて30秒のところに、ギャラリー2104はある。
そこで冬になると必ず写真展を開かれる関園子さんという私の母くらいの年齢の女性がいて、私は毎年それを楽しみにしている。
いつもお出かけになるときは、バカチョンカメラを携帯して、何かを感じたら、すぐにシャッターを押す。毎年、テーマがあって、球体、給水塔、煙突、配管、標識、・・・などの写真が並ぶが、対象を選ぶセンスと画面の切取り方はいつも心地よく、刺激的である。
いつも溌剌とされていて、気品漂う佇まいをされているが、その関さんがカメラを向ける対象が、忘れ去られたようにそこにあるものたちであることに、人としての幅の広さとバランスの良さを感じる。
今日はどこで、どんな写真を撮っていらっしゃるのだろう。