この社会の仕組みのために、変えられない不条理にぶつかることは少なくない。
政治も教育もそれらを直ちに変えることができない。それについて言及することすらできないことも多い。
アートはそのような不条理を浮き彫りにし、さらに解決する道を提示することができる唯一の手段ではないか?
そして、そのような力を持たない限り、アートはアートたる所以を失う。
デザインはそういう類のものではない。デザインは、単に社会のルールの内部に収まるものであっても、別に責め立てられることもない。
だが、デザインはアートたりうることができる。そのときに、デザインは世界を変える力を持つ。
ぼくらは、そのようなデザインをしたい。