gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

未来

未来はどうなっていくのか?

 

このところ、よくそのことを考えるようになった。

 

建築を勉強し始めたのが、26歳の頃だった。その頃に得た考えは、「だれもが創造的になれる社会になれば、きっと幸せな世の中になる」というものだった。

 

そのような世の中に変っていくために、自分はどのように貢献することができるだろうか、と考えてグリッドフレームを立ち上げたのが、ぼくが33歳の頃だ。

 

それから少しずつ考えを進めてきたつもりだけれど、その根底に万人にとって一番大事なことは創造的であることだとずっと信じていた。

 

その考えが、少しずつ変わってきたのは、この2、3年のことだ。自分をとりかえのきかない存在と感じるためには、創造的であることが大事だが、とりかえのきく存在であることもまた社会的存在には重要なことで、時代が進むとは、後者を進めていくことだと知ったこの20年間だったのだ。

 

「とりかえのきく世界」と「とりかえのきかない世界」という重なることのない二つの世界を行ったり来たりしている人間たち。これが、すべての人間たちの姿だ。いや、すべての存在に当てはまる姿だ、といってよい。

 

未来は、二つの世界をそれぞれの存在にどのように分配するのか?ユダヤの法則のように、78:22に分けるのか?その場合、どちらが78なのか?