gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2016-01-01から1年間の記事一覧

公共的であること

世間の仕事には、お金を稼ぐことが第一義の仕事と、社会のためになることが第一義の仕事との二つがある。当たり前のことだが、これは、それぞれの人間の意識の問題であって、公務員が後者であるとは限らない。真に公共的な仕事とは何か、を考えてみたい。 ← …

一筆書き

一筆書きは、それが植物の蔓が成長するように、1点から、別の1点へ向けて自由なラインを描いて移動する軌跡を思わせる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリア…

忍ばせること

あからさまに示すことではなく、忍ばせること。ぼくらが本当に大事にしなければならないのは、そのような創造行為だ。豊かさ、多様性を持つとは、大事なものが隠れている、ということなのだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラ…

子供の頃の友達

遠い思い出の中にいて、シンプルな目標を一にした仲間との再会は、ときに現在直面しているものごとをスッキリと整理してくれる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マ…

負けないこと

「負けないということは、監督として采配する側から見れば、勝ちに等しいんだよ」高校の柔道部のときの監督が、卒業後ぼくに言ってくださった言葉だ。勝つか、引き分けるか、負けるか?柔道にはこの三つの結果がある。ぼくは、引き分けは多かったけれど、負…

模様

着物やじゅうたんの模様を見て、人がこの模様を考えて描くのにかけた時間を思う。過去の偉大な人たちが書いた本に対して感謝するように、ぼくらは模様に対して敬意を払うべきなのだ、と思う。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラ…

カワウソは人間に化けることを得意としていた、と昔話に出てくる。人間にとっては、隣の人が実はカワウソだった、という想像は昔の人には愉快だったんだろう。今の時代は情報が多すぎて、カワウソが人の姿をして歩いていても驚かないくらいだ。実際、街を歩…

倉庫にエンジンがかかる

人類が初めて月面を歩いたとき、地球上のたくさんの人がテレビにかじりついた そのわずか5か月前に、ボーイング747は登場した 庶民にとっては、遠い存在だった空の旅はこの巨大な飛行機の登場によって庶民のものになった 大きさだけが特徴ではない その機…

飛行機

そういえば、ぼくはジェットパイロットになりたかった。ジェットパイロットという言葉も、今は聞かれなくなった。時代は、半世紀で変わった。あの頃の憧れは、次々に普通のものへと変わって、今、ぼくたちは何に憧れているんだろう?と分からなくなるくらい…

キットカート

組み立てて乗れる木製EV車の試乗会のイベントがあって、陽向を連れて行った。子供は陽向だけ。集まった30人くらいの人は、全て大人の男性。プラモデルを組み立てて、それに乗る、ということに憧れた頃もあったかなあ、と思い出す。なんでも自分でつくり…

ガラスを通した光

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サプリメント

からだのトレーニングの専門家の方々に、「サプリメントを採らずにランニングを続けているのは体によくない」との指摘を受けた。現在の「科学的」といわれることに、多少の疑いを感じるのは、昭和の根性の時代を知っている故だろうか。ブラックボックスに対…

サンフランシスコ・オフィス

GRIDFRAMEのシネス事業部は、アメリカ西海岸を中心に海外出店のサポートを進めていく。アメリカ西海岸の拠点は、サンフランシスコ。デザインビルダーのINTENTIONが全面協力する。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ←…

地面

日ごろ、地面を気にすることは少ない。今、大事なものはそのような意識の外にあるものだということを、ひしひしと感じつつある。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マ…

冒険

陽向が寝る前に、ぼくの若いときの旅の話を「冒険シリーズ」として話し始めた。元々、年を取ったら「おじいちゃんは若いころにね・・・」と孫に話して聞かせたい、というのが、旅の一つの目的でもあった。息子に話しているわけだが、孫のときの練習かな?陽向は…

インタラクション

ランドスケープアーキテクトであるGREFICAの国分さん、鈴木さんと打合せ。植物と制作物のインタラクションについてアイディアを話し合う。関係性を根本から疑ってみること。いつもそこから新しい発想は生まれる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリ…

尊敬

店舗空間の可能性を実感するとき、質の高い店舗を営む方々への尊敬の意を新たにせざるを得ない。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

交代

ぼくたちがつくらせていただいたお店が、内装はそのままに新しいお店へと交代される。内装が壊されることなく、そのまま新しい方がお店を引き継ぐ、ということが自然に行われることは、ぼくたちにとってはうれしいことだ。愛情を注がれて使ってこられたこと…

孤独

「悩んだんですねどね、私は結婚しないことにしようかと・・・」20年以上前、ぼくがアメリカに住んでいるときに、訪ねてきてくださった当時30代のお坊さんの友人がこう仰った。「したいという気持ちはあるんですけど、誰かが相談に来られた時に、いつも自分を孤…

店舗にまつわる誤解

店舗の空間をつくる仕事を始めて19年目になるが、人によって「店舗」というものに対して描く全体像には大きなズレがあることをひしひしと感じながらやってきた。 店舗の価値には、大きく分けて次の三つの要素があると思う。1.機能的要素・・・機能に関わるも…

スクラップヤードと店舗空間

アメリカで建築の学生だった頃に通ったスクラップヤードで、かけがえのないものとはなにか、を考えざるを得なかったことと、店舗空間という「ビジネスの箱」に本物のアートを実現していこうとする現在の仕事に、全く同じ構造を見い出した不思議を思う。スク…

Caccia al Tesolo

8月にOPENした千葉市中央区のCaccia al Tesoro。アメリカの平原に佇むBarnをイメージしてつくられた。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

海へ行くこと

ぼくら家族にとって、九十九里の海へ行くことがリセットすることだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

アイディアノート

毎日一つずつ、を目標につくりたいものを書き留めていく。常に新しいアイディアを考え続けることが、ぼくの一番大切な仕事だ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテ…

一対一

一杯一杯に丁寧に向き合いながら 新しい一杯を見つける旅をゆく アスファルトやコンクリートの上を歩きながら風に吹かれ宙を舞う花粉や 舗装の下の土に眠る無数の種たちに 心を集中する 通った跡に花を咲かせるために 何もないように見えるけれど 世界には無…

見えてきたもの

大事なものは、見えやすいところに置いてはならない。探されること、見つけられること、が必要だ。偶然の出会いが、必然について考えさせる。そして、本当に見つける人は、いつもごく少数だ。ぼく自身、星の数ほどの大事なことを見逃してきたのだろう。だが…

なぜここにいるのか

過去を振り返って、なぜここにいるのかを考えてみる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

実力

実力とは、自分で分かったと思った瞬間に失われてしまうようなものだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

スクラップヤード

スクラップヤードへ戻って、もう一度始める。本を読み返すのと同じだ。道を辿り、それを広げたり、別の道をつくったりする。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリ…

3番目の視点

年を重ねるごとに、バラバラに見えていた経験がつながって見えてくるもので、ぼくは旅の話をしながら、なにか別の風景を心の中に眺めていた。旅は、自由とはどのような状態をいうのか、をシンプルに理解させてくれた。でも、それを分かったとしても、自由に…