gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

盆の文化

日本において、盆(トレイ)は本来は霊に対する供え物を置く容器を意味しており、大切な物を大切な人へ贈るときに用いられてきた。

 

日本ほど直接の手渡しを避ける国民はいないと言われている。

 

盆に載せる行為は、遠くから来たものに対する敬意を表す儀礼としての役割を果たす。

 

その姿は、箱庭のように美しい配置を施され、厳かに運ばれて、鑑賞される。

 

 

遠い森の記憶 3

森林から遠く離れた店舗空間から、

森林の外なる生命と通じ合うための日本的手法

 

森林の生活から遠ざかった私たちが、

遠い森の記憶を呼び起こし、

失ってしまった大切な力を取り戻す

 

きっと、その大切な力は、

日本だけに必要とされているものではなく、

私たち日本人が、世界に向けて発信したいものではないか

遠い森の記憶 2

遠い中南米の山間

 

その森林の農園に育つ

ゲイシャコーヒーの豆という「外なる生命の恵み」

 

その森林へ入り、

自社で文字通りに自然と共存することから始めて、

豆の一粒一粒を丁寧に

収穫し、乾燥し、選り分け、袋に入れ、

遠く離れた場所へ届ける

 

そして、遠く離れた場所では、

最先端の技術の粋を集めて、焙煎され、挽かれ、

一杯のコーヒーを抽出する

 

さらには、最先端の店舗システムによって、

最高の一杯を味わう場が用意される

遠い森の記憶 1

元来、日本独自の文化は、

氷河期から温暖な気候への変化とともに現れた、

豊かな森林での生活に始まっている

 

縄文時代と呼ばれる、

10000年以上に亘る森林中心の生活の後、

水耕栽培の始まりで平野中心に住むようになってから、

まだ3000年・・・

 

森林での生活は、多種多様な外なる生命との共存であり、

外なる生命の力は脅威であるとともに、

物質的恵みであり、知の根源である

 

 

 

一方で、

外なる生命との共存のために、

私たちは世界的に比類ない技術を発展させてきた

 

なかでも、

森林の生活がもたらした鋭い観察力を起源に持つ、

微妙な違いも見落とさないきめ細やかな視点は、

他国の文化の追随を許さない

とら

とらのねじろっていうから
どんな恐ろしいとこかと思ったら
なんだかほんわかとしたところだねぇ

いやいや油断するんじゃねえぞ
どっかにいるらしいから
いきなりガオーッなんて襲ってくるかもしれないぞ

おっ、ほらほらフーッて声がしたぞ

ど、どっちにいるんだい!

あっ、あそこだ!
まるまって、いびきかいてやがる

えっ、まるまって?

おめえさんたち、はじめてかい?
なにびびってんだい、
ありゃ、「とら」ってなまえのねこだよ

なにいうんだい、
こちとら江戸っ子でい!

おあとがよろしいようで・・・

 

 

核を持たないプロジェクトは、人の心からスッと離れてしまう。

 

何をやっているのか、わからなくなって、宙をさまよう。

 

街を歩けば、世の中にあふれる空間には、どこに核があるのか。

 

それを感じ取る感性がなければ、空間のデザインはできない。

 

核のない空間を増やしてはならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

成人の日

ぼくの成人の日は、朝からDCブランドのセールで先頭にならんだのを覚えている。成人式には行かなかった。

その4年後の成人の日。ぼくは、「極北の大河ユーコン」というテレビのドキュメンタリー番組を見て、アラスカへオーロラを見に行くことを決意する。次の日、飛行機チケットを買いに走った。

その次の年の成人の日。友達が遊びに来て、2人で酒を飲みに行ったら、帰りは3人になってぼくの狭いアパートに泊まることになり、夜中ぼく以外の2人が殴り合いの大喧嘩を始めて、えらいことになった。

成人の日も、1月15日ではなくなったけれど、成人とは全く関係のない、いろんな思い出がある。


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計算しない

計算をしない人に惹かれる人は、たぶんたくさんいるだろう。

誰よりも勉強するが、混沌として、閉じることがない。

過剰な何かがいつも溢れ出ている。


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友達探し

陽向が初めて一人で公園へ出かけた。

友達をつくりたい、と言う。

キックスクーターで出かけた陽向は、ターゲットの男の子を定めて、その子が遊んでいる周りをしばらくぐるぐる回っていたそうだ。

「突然、声をかけられたんだよ」と嬉しそうに語る陽向だが、本当は「やっと声をかけてくれた」という嬉しさだと思う。

それから、何時間も彼らは公園で遊んだらしい。暗くなってから途中まで一緒に帰ったらしい。

よかったね。君が自分で世界を広げることができたんだから。



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世界の縮図

我が家の水槽には、現在、ゴールデンハニー、ネオンテトラグッピー、プラティが生活しているが、数か月前はゴールデンハニーのオスが独裁者となって、他を攻撃し続け、ゴールデンハニー2匹、ネオンテトラ1匹まで数を減らした。

その後、ネオンテトラグッピー、プラティを5匹づつくらい水槽に入れたら、この4か月で卵を体内で孵化させるグッピーとプラティが次々と子供を増やし、現在は60匹を超えている。現在の見え隠れする稚魚も足せば、100匹に近いかもしれない。

最初にグッピーの稚魚を見つけた頃は、家族全員で微笑ましく成長を眺めたものだが、40センチの小さな水槽に60匹以上が蠢くのを見ると、逆に今後の過密状態が心配になってくる。

地球の人口爆発を憂うのと、同じ構図だ。

問題なのは、生命の誕生を微笑ましく迎えられない心だ。

ネットで調べると、稚魚が隠れる場所を失くしていくと、捕食されて数の均衡が保たれる、とのこと。

ラクラしてしまうような内容だが、それ以外にどうすることもできないのが現実だ。

このような視点から、戦争を正当化する人もいるくらいだ。

生まれてきた者たちへのやさしい視線を保つことができる社会づくりを考えながら、視線はぼく自身の存在へ向く。


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暗闇の思考

午前2時頃、ふと目が覚めることがある。

暗闇の中で、思考は自然に内側へ向かう。

今のぼくは、何を望まれているんだろう?

そのことを冷静に考える。

明るい中で、こうして文章を書いているときとはまた質が違う。

暗闇の思考には、逃げ場がない。

向き合うことを強制される。

そのときに、どれだけポジティブに集中できるか?

それが、未来を変える鍵だ。



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スピリット

グリッドフレームの作品には「スピリットを感じる」と言っていただいくことがある。

魂が宿る、とは、つまりどういうことだろう、と考える。

それは、言葉で説明できないものが、そこにある、ということかもしれない。

でも、それが実質として、社会にどのような影響を与えることができているのだろう?

それを明確にしたい。


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期待

自分が期待されているかどうかで、その人のパフォーマンスは変わる。

この世の中が、他人に対する「期待」で満ち溢れるものになりますように。

そんな組織でありたいし、そんな社会にしたい。


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オールマイティとジョーカー

グリッドフレームは、二人で基本設計をやってきたが、現在の役割はトランプでいえば、私がジョーカーで、もう一人がオールマイティだ。

オールマイティは、プロジェクトすべての部分をコントロールする。

ジョーカーは、それを破綻させる。

破綻を持ち込むことは、外部性を持ち込むことだ。

トランプのゲームにも、ジョーカーは外部性として機能するように。

両方が機能すれば、必ず魅力的な空間ができあがる。


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