gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

壊しながらつくる町

壊しながらつくる、のはこれまでも何度も提示してきたことだ。

 

一人の人間が、「壊す」と「つくる」の両方をやる。それは、とてもエキサイティングなことだし、やりがいもある。

 

だが、「壊す」人と「つくる」人を分ける。そうすることで、もっと大きな動きができるかもしれない。

 

これまでの社会は「つくる」ことができる、ということが教育のゴールだった。言われた通りにつくることができない人は、障碍者と呼ばれて社会保障の対象者となった。

 

ぼくは何度か指摘してきたが、障碍者と呼ばれる人たちには、まるで自然の風がしてくれるように、線を引くことができる人がいる。コントロールという言葉から遠く離れたとき、人はこんなにも自然に近づけることを知った経験がある。

 

「壊す」ということにも「つくる」と同様の価値がある。「つくる」よりも「壊す」が得意な人は、壊す側の作業を選べばよい。

 

もちろん、子供も大歓迎だ。

 

さしあたり、ペンキを塗りたい。多くの人が「つくる」つもりでやったり、「壊す」つもりでやったりしてくれると思う。ペンキを塗るという作業は、それを許容してくれるから。