gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

ペンキのキセキ

タクマクニヒロさんの「ペンキのキセキ」はそのままSOTOCHIKU素材図鑑だ。

 

SOTOCHIKU素材にはいろんな種類があるが、何度も塗り重ねたペンキが、時が経過して剥がれた様子は間違いなく魅力的だ。

 

しかし、「ペンキのキセキ」の被写体は海外がほとんどだ。なぜか?日本の家は工場でつくられたサイディングの仕上げばかりで、メンテナンスをしたがらない。海辺の倉庫街だって白かベージュなどの地味な色ばかりで、カラフルな色が使われることがほぼない。被写体にするなら、海外がよいに決まっている。

 

日本に塗装で溢れるカラフルな町をつくる。できれば、海辺の町がいい。

 

そうすれば、町を歩くのが、必ず愉しくなる。行きたくなるし、そこで過ごしたくなる。

 

ペンキでキセキを起こす。タクマさん、待っててください。