現在、ＧＦオリジナルの家具を開発中である。もちろん、それぞれのプロジェクトの中では、オリジナルの家具をたくさんつくってきたが、インターネットで販売できる家具を開発しようとしているのだ。
日本の家具のカタログを見ると、日本のデザインの在り方が見えてくる。半世紀前から工業製品の分野で、日本は「応用」が得意といわれてきた。だが、それは工業製品に限ったことではない。デザインも応用的な商品が多いのだ。つまり、スタンダードの商品が見つかりにくい。
これは、飲食店の内装などでカタログから家具を選びながら、常に感じていたことである。例えば本格的なバーカウンターをデザインすると、それに合うスタンダードなハイチェアが見つからないのである。
私たちは、できる限り、スタンダードな家具を私たちの手法でつくりたい、と思う。来年１月には、その第１号をネットに載せたいと思うので、乞うご期待。
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