gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

sustainability(持続可能であること)

15年ほど前、アメリカで建築の研究をしているとき、stainablity(汚しうること)という言葉をつくり出し、汚しうる美について論文を書いた。

ちょうどそのころ、sustainability(持続可能であること)という言葉が流行りだし、担当教授に「stainable beauty(汚しうる美)」というと、「sustainable beauty?(持続可能な美?)」と、何度も訊き間違えられた。

ご存じのとおり、「持続可能であること」は、環境問題やエネルギー問題など、エコ関連の言葉としてよく使用される。

教授に訊き返されたときには「NO」と答えたが、今は、「汚しうること」こそ、エコとは別の意味で、「持続可能であること」だと思っている。

「汚しうること」が促す「創造性の連鎖」とは、つまり能動的に持続可能であることを表すからである。