「stain=汚す」と「sustain=持続する」。
ぼくが1994年に「汚しうる美=stainable beauty」と建築学科の中で言い始めたとき、ちょうど建築界で「持続可能性=sustainability」という言葉が言われ始めたばかりで、教授に「sustainable beauty?」と聞き質された思い出がある。
-tainとは、語源として「つかんで離さない」という意味を持つそうだ。
sustainabilityがこれほど時代を牽引する言葉になるとは、そのときは想像もしなかったが、どちらの言葉にとっても重要なのは、「つかんで離さない」という部分ではないか、と改めて思う。