これまで五者択一の試験問題を何度も受けてきた。
どちらかといえば得意な方だった。
五者択一問題とは、いわば、自分で正解を答えるのではなく、5人が様々に答えるのを聞いて、誰が正しいのかを指摘する、という問題形式である。
このように書くと、何かずるい感じが漂う。
実際に、世の中に溢れる、五者択一問題はずるい人間を養成してきたのではないか、と思うところがある。
まず自分が答える、ということをしない人が増えたと思う。
世の中がそんな試験で人を選別してきたからであろう。
だが、自分の人生を決める大事な問題は、五者択一形式ではありえない。
手遅れでもいいから、自分で正解を答える努力をしようと思う。