gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

対抗軸の必要性

村上龍のRVRで、昔は体制が強くて、反体制について書けばよかったけれど、今では体制が弱体化してしまって、戦う相手がいなくなってしまい、書くことがなくなってしまった、というようなことを言っていた。

辻井喬上野千鶴子も「ポスト消費社会のゆくえ」の中で、公共性・共同体という対抗軸を80年代くらいから失ったために日本が堕落している、と話している。

グリッドフレームのつくる空間にも、明確な対抗軸がない。戦う相手がいないのだ。

自分たちの活動の活性化のために、自ら対抗軸を設定しようと考えている。ある意味で価値観が正反対のチームを、同じ会社の中に立ち上げようと準備を開始している。

来月には、それをスタートさせたい。