昼前に起きて元気のない陽向を見て、思い立つ。「海に行こう」
一仕事を終えて、家族3人で午後の白里海岸へ。夕暮れ前の九十九里の景色は、いつにも増して神々しい。
このところ、体の動きが緩慢になっている陽向と浜辺を歩いて、砂浜に円を描いて相撲。まだ本調子ではないが、負けたくない気持ちで食い下がってくる。(本調子なら、ほぼ互角)
母親と二人、前を歩く陽向。
その後、ぼくがサッカーボールを蹴りながら追い越していくと、陽向が一緒に歩く母親に「走ろうか!」と言って、走り始める。
自分から走り始める陽向を見るのは、どのくらいぶりだろう。
そこから20分近く3人で走り続ける。
陽向の躍動を後ろから見て九十九里を走る。