ぼくは、デザインが仕事なのに、「文豪」みたいに時間を過ごしていると揶揄されてきた。
確かに、文章を書くことは好きだし、プライベートと仕事の境界はないと思っているから、いわゆる仕事っぽいことを仕事の時間にしていないことは多い。
そのような行動を面と向かって批判されることもあるが、ぼくは、ぼくの能力(=命)を最大限にこの世の中に生かしたい、としか考えていない。そのために自分が正解だと思う時間の過ごし方をするだけだ。
立場上、他人の生活に対する責任を言われるが、それぞれの人間がそれぞれの唯一無二の能力を確信してこの世の中に生かしていくよう望むのみだ。生活が成立するかどうかは、結果に過ぎない。
その優先順位を間違った人たちが、今の社会をつくったから、みんなが混乱している。