gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

目をつぶって見えるもの

目をつぶっても見えるものはある。というより、明らかに物理的なイメージがそこに見えている。それを見えている、といってよいのかどうか混乱してしまうけれど。とりあえず、ここでは、見えている、と呼ぶことにする。

それは、うすい皮膚を通して入ってくる光と、自分の脳がつくりだすものとが入り混じっているだろう。ためしに目を強くつぶってみる。そう、目と目の間に深い皺ができるくらいに。そうすると、外からの光は遮断されて、自分の脳がつくりだすものだけが見えているはずだ。個人的には、外的要因(外からの光)と内的要因(脳がつくりだすもの)が混じり合うイメージの状態が好きだ。日向ぼっこのときに見える、オレンジ色を背景としたイメージなどは最高だ。(昼寝が好きなだけか?)

そこにぼんやりとした不規則な雲のようなものを見ることもあるし、くっきりとした上下左右対称の幾何学模様が中心から広がる方向へ動くこともあるし・・・。そこに思わぬかたちを発見したりして、デザインにいかしたりすることもたまにはある。

勝手にイメージとして出てきてくれるのに、自分のオリジナルであるというラッキーな産物である。どうやら、ドラッグをやったら、不思議なイメージが出てきたとか、アーティストがドラッグ依存症になったりするのも、この目をつぶったときに出てくるイメージをめぐる問題なのだろう。

さて、見えるものの中で、自分の脳がつくりだすものについては、コントロールが可能だったりするようだ。例えば、見えているいろんな色の中に赤を見つけて、心の中で「赤、赤、赤」と唱えると赤が徐々に広がっていったりする。

「脳裏にあの人の顔を浮かべて・・・」とか、よく言われるが、あれって今私が書いている次元の話ではないだろう。でも、確かに、「脳裏に」誰かの顔を浮かべることはできる。上記のように、目をつぶって物理的に見えるものを意志によってコントロールできるのであれば、脳裏ではなく、もっとリアルに誰かの顔を再現することもできるかもしれない。・・・個人的には、わくわくするテーマである。

なにを書いてるんだろう、この人は?という方もたくさんいらっしゃると思うので、この辺にしておく。