小さい頃、夢におびえたことはほとんどないが、それでも一度だけ出てきた怖いイメージが、今も脳裏に焼き付いている。それは、夢の中で夜の階段の踊場にふたりで佇んでいた。ぼくはそれが何なのか、はっきりと分かっていた。それは、祖父母の家のガラス棚の…
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