gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

現地調査

店舗内装・外装の問合せをいただくと、場所が決まっている場合は現地でお話を伺う。

クライアントさんのご希望を伺いながら、まずは現状の空間から漂う空気を読む。そして、あるべき空気が流れるようにするためには何を変えるべきか、大きな方向性について考える。この瞬間がプロジェクトの本質を決定する緊張感漂う時間だ。

空間に漂う空気を読み取ることに加えて、もうひとつ大事なことは、クライアントさんがつくりだす空気を読み取ることである。クライアントさんがお店に立たれる場合はなおさらである。空間は、人がそこに在って初めて成立するからである。

写真を撮って、オフィスに戻ってから、もう一度空気感をなぞる。スタッフ002とブレーンストーミングを行い、キーワードを絞り込んでいく。そして、キーワードをかたちに変換する案を練るうちにかたちができあがっていく。

グリッドフレームのつくるものは空気である。現地調査では、002がしゃべって、001は、横でぼーっとしているように見えるかもしれないが、実は、フル回転しているのである。(ほんとだよ)