15年前、ニューヨーク州立大学建築学科にいた頃にデザインしたホテル。くねくねと曲がった廊下が延々と続く。まるでほどけた糸のようなホテル。
廊下にはたくさんの扉があって、ゆえにゆっくりと糸をたどっていくように歩く。
私たちはそれぞれの糸をたどるように生きている。頼りなくて、どこで切れているかもわからない。どこかにたどり着ける人もいるだろうし、たどり着けない人もいるだろう。
でも、どちらにもたいした違いはない。糸をたどることが生きることなのだから。
今日も、糸のどこかで眠る。おやすみなさい。
15年前、ニューヨーク州立大学建築学科にいた頃にデザインしたホテル。くねくねと曲がった廊下が延々と続く。まるでほどけた糸のようなホテル。
廊下にはたくさんの扉があって、ゆえにゆっくりと糸をたどっていくように歩く。
私たちはそれぞれの糸をたどるように生きている。頼りなくて、どこで切れているかもわからない。どこかにたどり着ける人もいるだろうし、たどり着けない人もいるだろう。
でも、どちらにもたいした違いはない。糸をたどることが生きることなのだから。
今日も、糸のどこかで眠る。おやすみなさい。