gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

かけがえのなさについて

自分は何のためにこの世に生まれてきたのか?

この根源的な問いには、自分は取替えがきかない、かけがえのない存在なのか?という疑問がついてまわる。

自分がいなくても世界は変わらないのではないか、という絶望感。そして、妙な安心感。

この二つの感情の微妙なバランスの上に立っているがゆえに、片方の自分は「つくれ!つくれ!」といい、もう片方の自分は「つくるな!つくるな!」という。

私はこの二人の自分を握手させたいと目論んでいる。それが、私のライフワーク。グリッドフレーム。


かけがえのなさを証明することなどできない。かけがえのなさは、実体として存在するものではなく、認識の問題なのだから。私はそう考えていた。

小さな子供が初めて目にするものを、まん丸な目で見つめている。そのようにものを、人を、自分を見つめ続けることができる人は、きっとかけがえのないものに近づいている。それでよい、と。

だが、私の認識が人を幸せにするだろうか?いや、しない。認識するだけでは無意味である。行動を起こさなければ。