地域によって、宗教が違うことと空間感覚が違うことは対応している。
教会建築は、どちらに神を想定して祈るか、ということが建物のかたちを決定づけている。祈りは、キリスト教では天に向かい、仏教では奥へ向かい、イスラム教ではドームの中をぐるぐる回る。一般の建築にもこの特徴がある程度見られるから、街全体から、人々の世界観が感じられてくるのではないか。
そして、その世界観は日常的に用いる文字のかたちにも影響を与えるから、どの国へ行っても、建築のかたちと文字のかたちは似ている。
http://arabic.gooside.com/arabic/moji/hyou.html
トルコ・イスタンブールのブルーモスク
日本の漢字とか、「田」のように水平と垂直でできている文字もたくさんあるくらいだから、モダニズムの建築とか、受け入れやすい土壌があっただろう。