かけがえのない人、かけがえのないもの、かけがえのない場所、かけがえのない時間、そして、かけがえのない自分はどこから来るのか?
1.言葉の定義
ぼくらは2つの世界を同時に生きていて、認識によってそれらを行ったり来たりしている
<とりかえ自由な世界>
・秩序(早い、便利、簡単、明確)
・ある閉じた集合の中の世界
・多くの中の一人
・性質を比較する
・多対一の関係(他人の目でモノを見る)
・相手を手段として見る
・くりかえしが可能な体験
・国、会社などの組織の中の関係
・汚せない美
<とりかえのきかない世界>
・混沌(そのままでは意味がない)
・無限に開かれた世界
・絶対的に一人
・性質を比較しない
・一対一の関係(自分の目でモノを見る)
・相手を目的として見る
・一回きりの体験
・個人、家族などの関係
・汚しうる美
このように、二つの世界は全く反対の性質を持つ
だから、ぼくらは、だれもがある程度二重人格的である
また、二つの世界があることを、ぼくらは明確に教えられていない
そのため、どちらか一つの世界に偏った人同士では、お互いを理解し合うことが難しい
(つづく)