SOTOCHIKU素材として、蔵を寄付してくださる人が見つかった。
土壁を切り取り、遠い場所にある新しい空間へ移設する。時の蓄積を新しい空間に引き継ぐ。
そこには、どんな歴史が刻まれているのか?土地の匂いとともに、ストーリーが語られる。
ストーリーに満ちた空間。静かに佇むようにそこにいるが、こちらが目を向けると無限に引き出されるストーリー。
それは、旅人と出会ったときの会話と同じだ。
「ずっと長い旅をされたのですね。」
「ええ。あなたの知らない遠い国の話をしましょうか。」