SOTOCHIKUの母体GRIDFRAMEは創業以来20年以上に亘って、
「予定不調和を取り入れて生きていることを実感できる空間」をコンセプトとして、
住宅リノベーションや店舗空間づくりを手がけてきました。
50年以上前、伴野一六という人は、海辺に漂着したものだけで
とても魅力的な自邸をつくったそうです。
ぼくたちは、SOTOCHIKUによって、「予定不調和」をより進めて、
海辺の漂着物のようにさまざまな遠い場所から集まる
想像もつかないモノたちに出会いながら、
それらを素材として新しい空間をつくっていくことをめざしています。
コロナ後の世界は「共存」がテーマになると考えています。
ウィルスも含めて、出会う人、モノ、コトのひとつひとつを大切に思い、
それらと共に生きようとする。
そんな人々がつくる新しい世界のあり方を示す豊かな表象として、
今後たくさんのSOTOCHIKU空間がつくられていくことを心から願っています。