「脱・私有財産の世紀」という副題がついている経済本を読んでいる。
自分の家すらも持っていないぼくには、縁遠いところがある。
とはいえ、私有財産がさまざまな経済の動きを邪魔しているのは、空間をつくる仕事の中でも感じることではある。
大家さんがどのくらいの自由度を与えてくれるかで、できあがる空間はがらりと変わる。
ガチガチに縛られた状態で、せっかくの物理的な良い部分を生かせないこともある。
まだ読んでいる途中だが、私有財産を常にオークションで売買することで財産が独占されない、ということが、例えば、自分にどのように影響してくるのか、それをイメージしながら読んでいる。