gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

モダンの効力

それは、洗練という言葉と関係するのかもしれない。

 

あるいは、もっと根源的なものなのか。

 

ぼくは、いわゆる意図を感じる造作を直接的に眺めるのがきらいだ。意図とは、コンテクストを有する有機的なもので、ぼくの中へ入ってくると厄介に絡みついて出てこない。

 

それがガラスの向こうにあったり、グリッドフレームの向こうにあったり、何らかのレイヤーを通して見ることで、自分の中へ容易に入り込んでこない状況をつくりたいと願う。

 

そのガラスにしろ、グリッドフレームにしろ、それらは無機質でモダンなものだ。

 

世の中に、有機的なものと無機的なものがあるならば、ぼくはそれらを組み合わせることで空間を成立させたい。

 

逆に、そうでなければ、生きづらい。