「閉まっている店をひとつずつ開けていきたい」
鋸南町にいる佐谷恭さんの拠点、鋸南エアルポルトへはずっと伺いたいと思っていて、ようやくそれを今日実行できた。
SOTOCHIKUと冒頭の佐谷さんの目標が一体化するときが来ることを望んでいる。
冒頭の目標は、ぼくが質問したことに答えてくれたからだが、「あまり先のことを考えない」そうだ。そこは、GFでつくらせていただいたKZ邸のオーナーと同じく、余白こそが人生をリードしていくのであり、今に集中して生きることを愉しんでおられる。
かつて経堂でパクチーハウスをオープンした当時は統率しようとする思いが強かったけれど、人に任せることを徹底するほど、全体がよくなっていった、と。
ぼくにとって嬉しかったのは、SOTOCHIKUを始めたことで、ゆったりと余白のような時間を愉しめたことだ。これを始めない限りは、仕事で地方へ行く理由すらつくれなかった。
旅をしていた頃は、その余白によって、天がしてくれたことを実感することがたくさんあった。今も、天がしてくれることによって生きていることに変わりはないが、かつてのように、もっとアクティブに迷子になっていこうと思う。