海の波を振動方程式でシミュレーションするときに、複素数が出てきた。
ぼくの数学的な記憶なんて、その程度だ。
だが、数学は人生を抽象化する道具だ、という目で見ると、そのまんま放っておくのは惜しい。
複素数って、なんだろう?
ある空間をつくるときに、複素数の偏角、という言葉が不意に現れて、一体何だったろう?とネットで調べてみた。
複素数は、横軸に実数、縦軸に虚数で、その合計として表されることで、数が2次元平面で表現されるようになる。
次元が一つ上がって、自由度を得たのだ。
いいね。
実数と虚数で、人生はできている、と言ったら、今考えていることにはまってくる。
それは、本質と現象と言い換えてもいい。
いや、現象と本質だ、と順番を変えた方がいい、と主張する人もいるだろう。
それは、今、どの角度から人生を見ているか、に因る。
理想と現実でもいい。
例えば、ブラックジャックがかっこいいのは、命を助ける代わりに、高い金を要求することだ。
簡単に言えば、こういった構造が、実は時代を進める、と思う。
店というビジネスの箱を、よりよい社会のために情熱をこめてつくる、という両義性が大事なのだ。
http://www.gridframe.co.jp/information/concept/travel-and-lifework/
ビジネスは、本質をほどよく隠してくれるからこそ、すんなりと本質を実現してくれる。
その構造は、より現実に近いシミュレーションを可能にするには複素数が必要なことに類似していないか?