今日、１０枚目を追加した。だが、位置的には０番目のメッセージだ。
ぼくがつくりたいものを他人に正確に伝達することは、ほとんど不可能だ、と思う。もちろん、図面に描けるものは、他人の手によって同じものをつくることができる。だが、つくりたいものすべてが図面に描けるとは限らない。
一見ネガティブに見えるこの事実が、グリッドフレーム独自のシステムを成立させた。上記から、二つのルールが導き出される。
まず一つ目は、つくりたいものを他人に正確に伝達することが不可能であれば、それは自分が最後までつくる、ということである。徹底的に、自分にこだわってつくりたいものをつくる。
だから、自社工場が必要だし、そこでつくられたものによって構成される空間は、世界でひとつの空間になる。
もちろん、コスト的にも時間的にも有利に働く。だから、多くの人の手に空間を届けることができる。
二つ目については、別のメッセージで書く。
← グリッドフレームのHPはこちらです
