gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

トラブルを愉しむ

おととい、よみうりランドへ至る坂道についても書いたように、2歳の陽向はものごとがスムーズに運ぶよりもむしろ途中のトラブルなどを愉しむ傾向がある。

単に効率的であることがよいことではない、ということは、2歳の子供の反応を見ても分かる、ということだ。

子供は危ないことをやりたがる。だが、子供には大人が思う以上の集中力があって、そうそう簡単には怪我をしない。慎重なときは、大人以上に慎重であることが陽向を観察しているとわかる。

もちろん環境から危険を取り除く努力は必要だ。最終的に、大きな怪我をしたり、死んでしまったりしては、お話にならない。

よみうりランドにベビーカーで至るという行為はきっと想定外で、歩道がなかったり、階段があったり、道は一般的に言われる危険に満ちている。なにが起きても自己責任である。

私は、このような場所が嫌いではない。これからも、このような<何も考えられていない道>は残ってほしいと思う。たぶん、私が旅をして何かを得た、と思えたのは、きまって想定外の行為を決行したときだからだ。

なにが起きても自己責任である状況の中においてのみ、人は自由でいられるのだから。

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