gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

「いらない。だから、いる。」の論理

「いらない。だから、いる。」と誰かが言ったとすれば明らかに矛盾だ。しかし、空間を設計する中では、このような思考がしっくりくることが多い。

例えば、屋外の影響をできるだけ受けたくない屋内空間をつくるとしたら、必要最小限の窓しか設けないことを考えるだろう。だが、だからこそ、この窓の光を大切に使いたい、と考える。なぜなら、窓からの光が希少だからだ。

「いらない。だから、いる。」の論理は、「0か100」の論理をしりぞける。つまり、空間の多様性を支える論理になりうるのではないか。

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