阪神大震災のときはアメリカにいた。アメリカで見る震災地の映像は、悲しいことに遠い国の出来事としか感じることができなかった。
たくさんのボランティアが被災者を支えているのを知り、突き動かされるように働く人々を眩しいものを見る目で眺めていた。
今回の震災は東京にいる。東京である程度実感しつつも、あまりにも惨いテレビの映像は、ほんのちょっと向こうで起こっていることであるにも関わらず、やはり遠い国の出来事のようである。
首相がヘリコプターで現地を視察したという。それは、きっと重要なことだ。この目で見なければ、この非常事態を実感することなどできないだろう。
これまでたくさんの災害を傍観者として過ごしてきた。このままではいけない気がする。
今回の震災で、自分に何かできることがあるだろうか?