2019-04-25 震災と精神科医 神戸の震災からすでに24年が経過したが、精神科医・中井久夫の文章を読んで、あの地震がどのようなものであったかの認識を新たにした。 精神科医は、毎日、3万歩を歩き続け、たくさんの人に会い続けたらしい。特に、校長先生を訪ねることは重要だったそうだ。 仕事とプライベートの両方に襲いかかる天災に対処するには、それぞれが引き裂かれる思いがあっただろう。 ぼくは、その頃アメリカにいて、遠くから日本を眺めていた。これを読んで、初めて神戸の震災について認識した、といってもよいかもしれない。