gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

サスティナビリティと人類

最近、陽向がゴムボールを投げるようになった。そこで、陽向の周囲に垣根を設けて、どこへボールを投げても陽向のところへ戻ってくるようにした。ボールが遠くへ飛んでしまうと、ハイハイが苦手な陽向は途方に暮れるからである。これでずっと遊べるよ、と。

しかし、陽向はひたすらボールが垣根を越えるようにがんばって投げる。できるだけ遠くへ。たとえ、その後、ボール投げができなくなったとしても。ボールは垣根を越えて、はるか遠くへ転がっていく。どこまで転がっていくか、陽向は目を輝かせてボールの行方を追う。

これが人間にとっての自然な姿であることを、改めて思い知る。私は、それを美しいと思う。

サスティナビリティ(持続可能性)については以前触れたことがある。

http://d.hatena.ne.jp/yogosiurubi/20110105

それは、地球上での生活を持続可能にするために、境界を設定し、それを越えないように人間の行動をセーブしよう、という考え方と関係がある。

だが、人間にとっての自然は、境界を越えたいという願望を持つことである。

宇宙では、地球以外にも生物が存在する星がたくさん存在し、また、生物が滅亡した星もたくさんあるのではないか、と言われている。

滅亡の理由は、境界を越えたいという願望によるものだろうか。