クライアントさんのお話。
ある職業に対して、夢を抱いてその世界に入ると、幻滅を体験したりして、かえって続かない人が多い。
しかし、その方は、夢を抱いてその世界に入ったわけではないから、いい面を見るたびに、だんだん楽しくなってきた。だから、この仕事をつづけられた、と。
もちろん、夢を抱くことが悪い、という話ではない。もし、夢と現実のギャップに負けてしまったとしたら、それは、夢の力が弱いだけだ。
だが、夢を抱かないである世界に入ることによって、その世界の新しいイメージを構築できた人がいる。少なくとも、そんな人を私は何人か知っている。