お祭りは大好きだ。みんなが浮かれているのに、自分だけ冷静でいるなんてできないし、もったいない。にわかサッカーファンになって、盛り上っている。
人生、こだわるべきところはひとつでいい。最近、一貫して1対1の関係が大切と主張しているが、とはいっても、それは生活全体の20%でよい。あとの80%は、肩の力を抜いて流せばよいのだ。たくさんの人に紛れて、一体になって応援する。そんなところからパワーをもらって、私を含めた、たくさんの人が生きている。
それを理想のライフスタイルとしてもいいのかどうかはわからない。たくさんの人にとって生活の大部分が、大勢の人に紛れて生きる時間になることが、メディアの力を強大なものにしている。
私たちは踊らされていることを知りつつ、踊る。それは、ナチスドイツの頃からなにも変わらないかもしれない。
スポーツは爽やかでよいが、ヒトラーがオリンピックを政治に利用したことは有名である。
日本快進撃のワールドカップの話題から極端にネガティブな話になってきたが、資本主義経済が立ち行かなくなってきた現在では、メディアの力もかつてと比較すればずいぶん衰弱しているだろう。
新しい時代は、もう始まっている。単純な構図でものを見るべきではないだろう。純粋にパラグアイ戦を愉しもう。