今までは、思ったことを何でも書いていけばよいと思っていたけれど、書くんだったら、「それなりの覚悟はあるかい?」と自分に問うくらいはやらなきゃ。
現実の中では、書かれている内容よりも、誰がそれを書いたか、の方が重要であることがはるかに多い。「彼が言うんだったら、そうなんだろう」と考える方がむしろ普通だったりする。
最近、矢沢永吉の露出が多い。私は、彼のことをほとんど知らないが、周りに熱狂的なファンが結構いた。彼らは、「永ちゃんが言うんだったら、そうなんだろう」という聴き方をする。
矢沢永吉は、いつもそれなりの覚悟をもって、言葉を発してきたのである。いつも、臨戦態勢にある。おそらくそこが常人と彼を分かつところなのだろう。
臨戦態勢。いつでも戦える準備ができていること。それがない人間は、話を聴かせることができないし、読ませることができないのだろう。