gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

誰かがやってくれること

私はこれまで、誰かがやってくれることは、完全に人任せにして、のんびりとやらせてもらってきた。私がなまけものだ、ということもあるが、それよりも、人任せにしたものの結果は、私を驚かせてくれることが多いからだ、と思う。

「汚しうる美」と呼んでいるものも、時間(=自然)がやってくれることの美しさのことで、つまり私は自分以外の何者かがやってくれる不確実性を伴う作用に、私自身のつくる行為が融合することに何らかの幸せを感じているに違いない。

そこには、幸運な出会いに対する感謝の念がある。

ディズニーランドによく見られるような、風化作用に見せかけた表面の装飾に決定的に欠けているのはこれである。