女性は、お母さんの子宮の中にいた妊娠5ヶ月のときに、700万の卵子を持っていたそうだ。この世に生まれ出たときは、卵子の数は100万。思春期を迎える頃には40万。20〜30代には10万を切り、40歳を過ぎると1万を切る、という。
人は生まれてくる前から、次の世代のための準備をしている。
しかし、人は生きていく中で、無限の命のリレーについて意識する機会は少ない。遠い過去について、または、遠い未来について、私はいつ想いを馳せただろうか。
数億の精子のうち、たった一つが卵子に入り込む。入り込んだ瞬間に卵子はすべてのドアをぴしゃりと閉めて、他の精子をシャットアウトする。命をリレーするための自然のルールは残酷なくらいに厳格である。
生きていくことは、ぬるくない。「そんなことはあたりまえだ」と自然は私たちに語り続けている。
そして、そんな世界で生き抜くための力も、自然が私たちに与えてくれる。
生きることは楽しいぞ!