今日、ネットで「刺身の枚数は奇数と決まっている」という情報をスタッフ００２が見つけ、私に教えてくれた。二人とも、そんなこだわりがあることを知らなかった。さらに調べてみると、どうやら日本人は奇数を好むらしい。
陰陽五行説を根拠として説明しているページが多い。日本文化には奇数が使われることが多く、逆に、中国文化には偶数が使われることが多い、とも書いてあった。
さて、元々どうして刺身の枚数が奇数であることに、私たち二人が反応したか、ということが重要である。
なぜなら、空間をつくるにあたって、柱や、カウンターの椅子など一列に並ぶものの数を決めるときは、原則として奇数を採用してきたからである。理由は、偶数にするとどうもしまりがなく、奇数にすると引き締まる感じがするからだ。
結局のところ、奇数であることによる空間の気持ちのよさ、というところまで説明してくれるものはどこにもなかった。「２で割り切れない、安定感のある数字」とでも言ってみたら、少しは納得できるだろうか。
