風化したテント看板を発見する。
これはきれいなのか?汚いのか?
美しいのか?醜いのか?
それはどうしてなのか?
醜いと感じたら、どうすれば美しくできるのか?
例えば、このようにシャープな形状のフレームを2本、風化したものの上に配置してみる。
たったこれだけで違って見えてこないだろうか。
風化したものが失ったのはシャープさである。その失ったキリリとした形状を重ねて、コントラストを与えることにより、だらしなく見えていたものに、ほどよい緊張感がよみがえる。
「無秩序に秩序を重ねる」
この方法によって、不快感を与える多くのものは、人間に有用な何かに変貌を遂げられるのではないか。