gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

舞妓さん

舞妓さんの舞を見る機会をいただいた。

学生時代は京都にいたけれど、もちろんそんな機会はなかった。

一見さんお断り、の世界だ。京都の祇園を歩いていて、見かけたようなぼんやりとした記憶が残っている。

ぼくにとっては、遠い世界の象徴みたいなものだ。


手の動きを見ていた。

手に人生が表れる、というのが本当なら、手を見ればその人がわかるかもしれない。一瞬そう思った。

優雅な動きは、蝶が舞うのを見ているようだった。

だが、それ以上なにをわかったわけでもない。

遠い世界の象徴であることこそ、舞妓さんという存在の本質なのだろうから。



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