旧保田小学校のホテルで目覚めた元旦。コンバージョンは、元が残っている割合が多いほど、感性を刺激してくれる。
どこか新しい、一年の始まり。
今年は、ぼくらが体験したことがないような厳しい現実を突きつけられる年であることが予言されている。世界恐慌になる、と。
ぼくは昨年末に、自分が求めている世界、思想、空間、生き方などにたどり着くことができたような気がしている。そこにたどり着くことが大事だった。
ぼくが美しいと思うことは、大切なものを失わないために、触れることなく、両手でふわりと包み込んでは、消え去ることのないように祈りながら、そうっと手放すような行為だ。
それを空間として表すことが、ぼくの仕事だと思う。
2023年。
今年から、始める。