gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

宅間國博さん

宅間さんが30年前に出された写真集「Rebirth」はぼくをこの仕事に導いてくれた唯一無二の一冊だ。

 

その宅間さんから空間のご依頼をいただいて、昨日オフィスを訪ねた。2年ほど前にメールでファンレターを書いて、ズームでお話させていただいて以来で、実際にお会いするのは初めてのことだ。

 

1992年に湯島で買った「Rebirth」を手に、サインをいただいた後、ボロボロになっていたカバーを新しいカバーに替えてくださった。本が喜んでいた。

 

この本を好きな人は「一万人に一人」とおっしゃっていた。でも、ぼくが本を紹介したほぼ全ての人がこの本を絶賛した。

 

確かに、ぼくほど好きな人は「一万人に一人」かもしれないが、この良さを分かる人は世の中の80%はいる。

 

多くの人はそれを表明するのに「良い」というみんなの評価を必要とするだけだ。

 

だから、ぼくが「Rebirth」から始まってたどり着いたSOTOCHIKUも空間をつくってしまえば多くの人から共感を得ることができている。

 

ぼくは、宅間さんの感覚、自分の感覚、そして、80%の人の感覚を信じてSOTOCHIKUを進めていく。