ぼくよりも一世代下の世代はロストジェネレーションと呼ばれている。
山本太郎もその世代だし、佐谷喬さんもそうだ。日本仕事百貨の中村健太さんも。
ぼくらの世代とは、ちょっと考えが、いや、感覚が違うところがある。
バブルを経験していないことが大きいのか、多くの人は夢を語らない。でも、それを抜け出した少数の人たちは、すばらしい推進力で世の中をポジティブに変える方向へ動いている。
ぼくらには、ちょっとマネできない何かがあるような気がする。その何かを特定するのは難しい。
でも、例えば、ぼくは詩の力を信じているが、きっと彼らは信じていない。
もっと現実的だ。
それが二世代下になると、また詩の力を信じる人たちになる。
この世代の壁には、きっと越えられないような強固さがある。
しかし、今回のように、一緒に何かを起こそうとすると、きっとお互いを補完しあえる。
そんな予感がある。