sotochiku.comへ導入する広告として、スタッフが動画をつくってくれた。
ある人の半生を、今は廃墟となった家から振り返る内容だ。
人それぞれの過ごしてきた時間には、とりかえのきかない価値があることを、ぼくらは知っているが、それを実感する機会は少ないかもしれない。
ぼくらの人生は、なぜか分断されていて、強者は強者と同じ空間で時を過ごし、弱者は弱者と同じ空間で時を過ごして生きている。
だから、互いが出会うことは、とても少ない。
境界を越えて互いが出会ったときに、強者が弱者の力になれる、あるべき姿の社会が生まれる。
強者であろうと、弱者であろうと、どんな人生も、今という時間は消えていく。
ぼくらは誰でも、生きた証を必要としないだろうか。
そして、その誰かの生きた証に対しては、だれもが敬意を払うことができるのではないだろうか。
誰かの生きた証を、ぼくたちは次の世代の誰かの空間づくりに生かしていく。
この動画には、そんな思いが込められている。