SOTOCHIKUにおいてGFは、まず捨てられる前の金銭的価値のない素材に向き合う。
そして、GFの感性と技術によって新しい造作を組み合わせて手を加えることにより、素材が元々持っているエネルギーを引き出し、今までは実現できなかった質感や形状を取り込んだ感度の高い空間づくりを行う。
その結果として、素材は、金銭的価値の高いものに変換されている。
捨てられる前の素材とは、どれも社会からは見向きもされなかったものである。
そのひとつひとつと丁寧に向き合い、その魅力を空間へ最大限に生かす行為は、社会的弱者のひとりひとりに向き合って、その魅力を最大限に引き出す行為に似ている。
また、この事業において、その素材を社会的弱者の救済に目を向けるNPOへの寄付というかたちで集めることが重要である。
このことによってGFが、資本主義社会がつくり出してきた弱者へ視線が向いている人々に共感していることを伝えていく。
このように空間づくりの中に新しい価値観を挿入することで、ぼくらが共感するところで繋がっていく新たな世界へ踏み込んでいきたい。
SOTOCHIKUとは、その扉だ。