gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

詩の役割

ぼくは詩に親しんできたわけではない。

宮沢賢治ランボーや、いくつかの詩集が家にあるけれど、読んだとは言い難い。

けれど、ぼくが各プロジェクトに対して書くコンセプトストーリーは、詩のようなものになっている。

論理的には結び付かないAとBとをぼんやりと結びつける。結びついたとすれば、それは詩的に結びついた、ということだと理解している。

Aという事象を見たときに、Bという他のことを思い出す、ということがぼくたちには頻繁に起きる。

その結びつきは、説明できることもあるし、できないこともある。

今の世の中は、説明できることに価値を置くけれど、面白いのは、説明できないことの中にある。

説明できないことは、詩になる。

なぜAとBがつながったのだろう、と考えることは、個人に委ねられる。ぼくは、それを自由と呼ぶ。

説明できることだけでは自由がないのだ。



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