個人ではなく、企業が生み出す商品が、とりかえのきかないものとして存在できる、とは思えなかった。
役割と個人が一対一の対応にならない。つまり、個人はとりかえのきく存在であることが前提となっていると想像していたからだ。
企業のサイズが大きくなるほど、実績や金銭的な信用が重視され、保守的な価値観が蔓延するようになる。
だが、とりかえのきかない存在と関係する商品やサービスに、大企業が本気で取り組む時代になってきたのかもしれない。
最近、ぼくはそのように感じる。
君がいなくても世界は周る ねえ エリオット こんなにもかなしいことはないよ
古明地洋哉の歌詞が聴こえてくる。