カウンターの天板に使う木について調べている。
6m級の大きな材料は、南洋材が使われているのが現状で、現在あたっているものは、アフリカ産やパプアニューギニア産だ。
高さ60mもある木を切り出して、直径1m以上の原木のまま船に乗って送られてくる姿を想像すると、今目の前にあるテーブルの集成材も、愛おしく思えてくる。
これらは名古屋港に集まる。日本最大ののこぎりがそこにあるからだそうだ。
そして、東京・大阪・福岡などの主要都市に向けて送られる。
今あたっている木材は、70ミリの厚さにスライスされてから2年半自然乾燥されているものだ。
実際に使われるまで、時間もかかる。
せっかちには扱えない。それも木の魅力の一つだろう。